第13回 花柳流いづみ会舞踊公演

5月14日、ホルトホール大分 大ホールにて花柳流いづみ会が開催されました。

この舞踊会はいづみ会会主 花柳久鶴先生の師籍60周年を記念する公演です。

久鶴先生のもと大勢のお弟子さん達が日頃のお稽古の成果を次々と披露され、また花柳流花柳会理事の花柳 基先生も特別出演されて本当に華やかで盛大な舞踊会となりました。

今回私も大道具方としてこの会に携わらせていただきました。大道具を沢山飾り込む演目が多く有り、結構大変な道具転換をしつつ撮影していたので、全ては撮りきれていませんが、リハーサル風景を中心に、ここで何曲かの演目をご紹介させていただきます。

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長唄 花くらべ
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長唄 鷺娘
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長唄 藤娘
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清元 お祭り
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長唄 桃太郎
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清元 大文字
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長唄 京鹿子二人娘道成寺
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長唄 隅田の川風
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長唄 春興鏡獅子

 

ご紹介できなかった方々、申し訳ございません。

いづみ会の皆様、おつかれさまでした。

また今回、打ち合わせ段階よりお世話になりました花柳 静久郎先生 本当にありがとうございました。今後の御活躍を確信いたしております。

最後に久鶴先生のご健康といづみ会の益々のご発展をお祈りいたします。

 

 

日本舞踊協会福岡県支部博多座公演

博多座の12月は市民檜舞台の月です。

先週末は日本舞踊協会福岡県支部の設立30周年記念日本舞踊公演が昼夜2回公演で盛大に取り行われました。

日本舞踊協会福岡県支部は福岡県在住の舞踊家の方々が芸道向上、伝統文化発展に寄与することを目的に設立され今回30周年を迎えられました。

今公演には吾妻流、泉流、櫻柳流、高濱流、花柳流、坂東流、藤間流の7流派が揃って出演され素晴らしい古典舞踊の数々を披露されました。又、特別出演で花柳流家元五代目花柳壽輔師と泉流家元三代目泉秀樹師が会に華を添えられました。

今回の中年親父のブログは、どちらかと言うと舞台裏の方を中心に紹介させてもらいます。

先ずは仕込風景からです。1-dsc_0298

背景幕を吊りこんでいるところですが、背景幕にしわが入らないように幕の下端に重石の鉄パイプを差し込んでいます。

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舞台で昇降する迫の下部分に特別に描いた布のケ込を打ちつけて固定しています。

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舞台上に所作台を敷き込んでいます。これは立ち方が舞台面に登場してくるための迫用の所作台を本番途中で絶対にずれないよう1枚ずつ固定している作業です。

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先程の絵が描かれた迫が舞台上部に上がった場面です。

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迫の中に屋形船を仕込んで、立ち方さんと障子の開閉をする大道具さん達も一緒にスタンバイしています。

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幕開きで屋形船が舞台下部から迫上がってくる演出です

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常磐津「関の扉」で傾城墨染が登場する小町桜の裏側です。写真では分かり辛いですが幹の内部に照明器具が仕込んであり、きっかけで明かりが点くと桜の幹から立ち方が浮かび上がるように見えます。

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浮かび上がって見える場面です。この場面以外は桜の幹にしか見えません。

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同じく「関の扉」の幕開きで浅葱幕を振り落とすところです。2枚に分かれる上下の幕の中に大道具さんが4人ずつ入って振り落とされた幕を体を見えないようにしながら速やかに運び去ります。簡単な事のようですがこれも経験が必要で慣れない者が加わると落ちてきた幕を足で踏んづけたりして前の方の人が転びそうになったりすることも有ります。

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「関の扉」の幕切れで上手から下手に向かって幕引き担当の大道具さんが定式幕を閉めてきている所です。

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松羽目を飾り込んでいます。囲い見切りを取り替えたり長唄さんと鳴り物さん(囃子方)が乗り込む山台を正面に作り替えないといけないので大勢の大道具さん達が一斉に動いて転換しています。

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飾り込まれた松羽目と正面山台です。

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長唄「鷺娘」の幕切れで大量の雪を降らせています。今回かなり降らせたので舞台上手の出囃子さんの太鼓の上にも雪を積もらせてしまいました。

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本番終了後、大道具の撤去作業が終わり、最後の作業が迫の隙間から落ち込んだ雪の掃除です。地道にうちわで煽いで取り除いています。

と言う訳で今回は裏方ばっかりになってしまいましたね。せっかく素晴らしい踊りを披露された福岡県支部の皆様方を紹介せずに申し訳ありませんでした。

今後ともよろしくお願いしま~す!!

それから多分、親父のこのペースだと年内のブログ更新はこれで最後かなと思われます(苦笑) と言う訳で皆様も良いお年をお迎えくださ~い。来年もよろしくお願いしま~す!!!

 

勝美流をどりの会

11月6日に福岡市早良区の ももちパレス大ホールにて第17回藤乃会チャリティー舞踊公演 勝美流をどりの会が開催されました。

この公演は勝美藤乃先生の師籍50周年を記念するもので初代家元勝美延三様と二代目家元勝美伊三次様の御出演も有り大変賑やかな舞踊会となりました。

勝美藤乃先生は長きにわたって北九州市と福岡市を毎日のように行き来し藤乃会一門の皆様にご指導されています。またチャリティー公演としての藤乃会も17回を数え社会福祉協議会への支援を続けられています。

それでは大変盛会だった今回の舞踊会の一部だけですがご紹介させていただきます。

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会主藤乃先生がお孫さんと共演された長唄橋弁慶
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長唄 傾城  
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長唄 藤娘
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勝美伊三次家元が特別出演された義太夫 猩々
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長唄 高尾懺悔
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勝美延三初代家元と会主藤乃先生 長唄 紀州道成寺

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藤乃会一門と家元の終演後のご挨拶

最後になりますが、お家元様、藤乃先生並びに藤乃会一門の皆様、おつかれさまでした。勝美流の益々のご発展をお祈りしております。

藤間流 藤盛会研修会「舞踊家の為の大道具研究」

藤間流藤盛会九州支部合同の研修会が8月28日の日曜日に我が社が管理している糸島市の伊都文化会館大ホールと製作場である舞台総合研究所で開催されました。

当日はあいにくの天気となりましたが、九州各県より藤間流の師匠の方々200名近くが参加されました。

今回の研修会は福岡藤盛会様より我が社の常務でもある博多座の大道具頭領に講師の依頼が有った事で我が社としても全面協力体制で臨みました。

伊都文化会館大ホールで映像による劇場の構造の説明から始まった講習は、大道具さんが実際に転換しながら屏風や大道具セットの飾り方の違い、雪の降らせ方、振り落とし幕の仕掛けの説明などが次々と行われ、頭領の軽妙な説明とアドリブにより客席はかなり盛り上がっていました。

私も客席で撮影しながら見ていて時間がたつのを忘れるほど楽しい講演でしたが台本無し、リハーサルなしで走り回る大道具さん達には、かなり気の毒でした(苦笑)

ホールでの講習会が終わると場所を舞台総合研究所に移し、製作場内にあらかじめ組んでおいた舞踊セットの詳しい説明や、倉庫棟内では実際に博多座の歌舞伎で使用する大道具や日本舞踊の定式大道具の見学会が行われました。

長時間の研修会にはなりましたが、参加された多くの師匠方より、お褒めの言葉を頂戴しました。皆様方には遠いところまで足を運んでいただき本当にありがとうございました。

実行委員の師匠方もおつかれさまでした。

最後に伊都文化会館並びに舞台総合研究所のスタッフの皆さん本当にお疲れ様でした。

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会場の伊都文化会館
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ロビーに展示された歌舞伎の道具帳(歌舞伎の装置図)

 

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映像から始まった講習は、次々と実演による説明に

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舞台総合研究所製作場内での大道具セットの説明
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製作場内では何班かに分かれて説明が行われました。

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花柳光君追善はなぶさ会舞踊会

また更新がしばらく出来ずにいました。申し訳ありません。

今年は久しぶりに猛暑が続く夏になりましたが皆さん元気にお過ごしでしょうか?

中年親父はと言うと、なんやかやと仕事もオフの山仕事も忙しくやっておりましたが、少し無理をしたのか7月の終わりに生まれて初めてギックリ腰?(いきなりでなく2,3日かけて日に日に悪くなりました)寝返りは打てない、靴下や下着がはけないと情けない状況になり、鍼灸医院に通い詰めて何とか元通りに生活できるようになりました。

そんなこんなで腰に若干の不安を持ちながら、先週は日本で1,2を争う連日猛暑地帯の福岡県久留米市で花柳三枝君先生主宰のはなぶさ会舞踊会で大道具方として頑張ってきました。

今回は花柳三枝君先生のお母様の花柳光君先生が亡くなられて3年に当たる追善舞踊会です。

花柳光君先生は長い間久留米市の文化芸術の振興に尽力され多くの御功績をあげられた久留米にとってなくてはならない立派な舞踊家でした。その思いを受け継がれた三枝君先生が今年オープンしたばかりの久留米の新しい文化の殿堂である久留米シティプラザ ザ・グランドホールを舞台に亡き光君先生の追善舞踊会として催されました。最近の舞踊会では少なくなった長唄、常磐津、囃子さん達の演奏もあり、艶やかでとても賑やかな素晴らしい舞踊会でした。

ここで番組のいくつかをご紹介します。

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長唄 藤娘
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光君を偲ぶ 舞台映像
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常磐津 関の扉 桜の木の中に小町桜の精が浮かび上がる
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常磐津 関の扉 立ち回り
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常磐津 関の扉 幕切れ
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長唄 江戸風流
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長唄 鷺娘
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長唄 賎の小田巻
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長唄 車
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常磐津、長唄 男女道成寺 幕開き
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道成寺を4階客席より ヨーロッパのオペラ劇場のような作りの客席から眺めてみました。
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常磐津、長唄 男女道成寺 幕切れ

仕込とツボ合わせから数えると3日間、舞台裏はとても暑かったですが充実した3日間でした。恐れていた腰の方も、張りはでましたが何とか大丈夫でした(苦笑)

三枝君先生、はなぶさ会の皆さん、花柳流諸先生方、本当におつかれさまでした。今後ともよろしくお願いいたします。

最後に久留米シティプラザスタッフの皆さん、大変お世話になりました。ありがとうございました!

扇志会

6月12日の日曜日、福岡市のお隣、志免町の志免町民センター大ホールに於いて扇志会チャリティー舞踊の最終公演が行われました。

扇志会は志免町を中心とした地域文化の発展と社会福祉へのチャリティーを目的に日本舞踊家の皆さんが流派の壁を越えて結束し20年近く活動を続けて来られました。

残念ながら今回で一旦幕をおろし、次回からは、また新たな形で伝統文化の継承を続けていかれるそうです。

中年親父も12年前から大道具として参加させてもらっていたので感慨深いものが有ります。

最終公演の後半の演目の画像をご紹介させていただきます。(前半はバタバタしていて写真を撮る余裕がありませんでした。スミマセン!)

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清元 女太夫 より
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長唄 菖蒲浴衣 より
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常磐津 牡丹がさね より
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清元 玉屋 より
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長唄 島の千歳 より
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長唄 元禄花見踊り より
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長唄 四季の山姥 より
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終演後の餅まき 出演者は全員衣装かつらを付けたまま最後の演目まで頑張っておられました。大変だったと思います。

扇志会の皆様、長い間お疲れ様でした。そして本当にありがとうございました。

 

第七回 登城の会

先日5月22日の日曜日に第七回登城の会が福岡市西区の西市民センターで開催されました。

会主の藤間登茂祐城先生は福岡、熊本、宮崎の三県でたくさんのお弟子さんに日本舞踊のお稽古をつけていらっしゃいます。その為日々自分で車を運転され長時間の移動もいとわないバイタリティーあふれる先生です(中年親父より2歳年上なんですが全然お若いです)

しかし今回の舞踊会開催にあたっては直前に熊本地震が発生し道路が寸断されてしまい、お稽古のための移動も思うようにいかず、さらには熊本のお稽古場が避難所になってしまう等、大変なご苦労が有ったようです。それでも先生の熱意と被災地熊本からも駆けつけ演じられたお弟子さんの頑張りなども有り、盛況のうちに幕を閉じる事が出来ました。

中年親父も登茂祐城先生や出演者の皆さんに少しでも喜んでもらえる舞台になるよう頑張ったつもり?です。

登茂祐城先生、登城の会の皆さん お疲れ様でした。まだまだ地震の影響は続くでしょうが頑張ってくださいね。熊本の一日も早い復興と皆さんの御活躍をお祈りしています。

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地上の星  照明さんがバックの背景に星(マメ電球)を沢山吊ってくれています。昴の星座も表現してくれていますが、分かりますか?
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会主の師匠藤間伊勢登茂様のお孫さん花濃子ちゃん(4歳)の桜禿 可愛いのに、とっても堂々としてました。

 

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桜禿と同じ吉原が舞台の助六です。同じように見えるかもしれませんが別のセットなんですよ
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ボタン重ね 大きくて色とりどりの牡丹が舞台いっぱいに花開きました。
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今回名披露目をされた藤間祐城順さんと会主登茂祐城先生による御祭礼です。お二人の軽妙な振りが会場を沸かせました。

 

熊本地震

平成28年4月14日に発生した熊本地震から1週間がたちました。

毎日、テレビ画面に映し出される映像に言葉もありません。

被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

熊本県のお隣の私が住む福岡県でも何度も地震が伝わってきました。

私も11年前に福岡県西方沖地震で初めて大きな揺れを経験しましたが、16日未明に発生した今回の本震の揺れはそれ以来一度も経験していなかったほどの大きな揺れでした。深夜と言うことも有り、とても恐ろしかったです。

それから考えても震源地熊本での揺れは想像を絶するものだったでしょう。

同じ九州に住みながら私にはどうする事も出来ませんが一日も早い復旧を心からお祈り申し上げます。

博多座研修会

先日、桜の開花が全国一番というニュースも流れようやく福岡も春めいてきました。今年はかなり暖冬だとは言われていましたが、それなりに冬は冬で寒かったですから、中年親父の身体には、やっぱり春は嬉しいものです。

で話しは変わりますが3月14日15日の両日、博多座において博多座内の大道具スタッフによるかなり専門的な実地研修と、それとは別に博多座以外の部署に所属する若手社員を集めた専門劇場を勉強する為の博多座研修会が行われました。

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博多座大道具スタッフの専門研修 座学場面
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専門研修 スッポン(花道内の迫)の昇降操作の実地研修風景

私も15日の若手社員の研修に途中から参加させてもらったので少しだけ紹介させてもらいます。

今回の博多座研修会には市民会館や市民センター、交流センター等に配属されている照明や音響の若手スタッフ8名が参加しました。

博多座は現在、メンテや各種機材の交換の為に1か月以上舞台工事に入っており催し物が入っていません。この機会を利用し普段は同じ会社内の人間でも立ち入る機会がほとんど無い博多座のバックヤードを先ず見学させてもらいました。

博多座は建物の一階が舞台の大奈落になっており、トラックを着ける搬入口も一階です。地下二階には大道具倉庫やリハーサル室があります。三階は迫などに乗り込む中奈落部分でスタッフ部屋と楽屋も有ります。四階が舞台と楽屋。五階から上は、もう良く解りませんが天井裏やいろんなところに照明室等各部屋が点在してました。中年親父も今まで何度も博多座には来ていますが大道具関係の場所しか行かないので今回初めて行く場所もたくさんありました。本当に迷路の様でこれを全て一人で回れるようになるには相当な時間がかかると思われます(苦笑)

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若手スタッフのバックヤード見学
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博多座照明スタッフによる説明を聞いています。
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工事中の舞台で照明バトンの説明中

各所を見学しながら博多座ならではの仕組みや仕事の仕方などを大道具や照明の各担当者からわかりやすく説明をしてもらいました。

また前もって配布されていた資料に今まで聞いたことが無い道具や器具の名称がたくさん載っていた事も有り、興味津々の参加者から絶え間なく質問が飛び出て、普段は社内で一二と恐れられている大道具部門の講師役もこの日ばかりは優しさを前面に出して、とても解りやすく答えてくれていました(笑)

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大道具担当者による部品の説明を真剣に聞いています。
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地下2階の大道具倉庫内で説明を受ける

今回は博多座以外のスタッフを交えて初めての研修会でしたが大変有意義な会になったと思います。今回学んだことが少しでも各人が働くホールで役立つ事を願いたいです。

最後に今回の研修会を企画実行してもらった博多座メンバーにお礼申し上げます。

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皆さん、おつかれさまでした。

中年親父のOFF 年末年始編

皆様、新年明けましておめでとうございます。

本年も大道具中年親父の不定期更新ブログに懲りずにお付き合いくださいますよう よろしくお願いいたします。

さて、昨年から今年の年末年始は、いつもの年に比べると休みの日数が少なくて、ちょっと損をしたような気分でしたが皆様はどう過ごされましたか?

 

中年親父はと言えば、短い休みながら期間中、天気が崩れることが少なかったので、2日の日だけは奥さんの実家に行っていて何も出来ませんでしたが、それ以外は裏山や庭木の剪定に追われ走り回っておりました。元旦も午前中は家族に付き合い大人しくしていたものの、午後からは我慢できず作業を再開してました(笑)

と言う話から、もう想像がつくと思いますが、そうです新年早々舞台ネタが無くて田舎暮らしネタです。スミマセン!(もちろん社員全員がゆっくり休んでいた訳ではなく、劇場での年越しカウントダウンイベントに従事したスタッフ達やテレビ局のスタジオ内で年を開けたスタッフ、佐賀の山奥で寒さに凍えながら全国中継の為に3日間も頑張ってくれていたスタッフ達等も大勢います)

まあ弁解するんじゃないですが、中年親父も年末年始の肉体労働だけは社内でもトップクラスだったんではないかと自負しております(苦笑)

興味のない方には全く意味の無い話になりますが、一応作業内容を紹介しますと、先ず年末にかけて行っていたのが松の「揉み上げ」と言う剪定作業です。この作業が庭木の剪定作業の中でもトップクラスの面倒な作業なんです(なかなか説明しにくいですが、その年に伸びた小枝につく細い葉っぱを指でつまんで引き抜いていくんです、これから樹形を作っていくのに必要な小枝と必要な葉数だけを残さなければならず、ハサミでバチバチと切っていく事が出来ない物凄く地味な作業なんです)

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松の揉み上げ剪定中
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不安定な足場での同じ姿勢が凄くキツイです。

誰でも松の木位は知っていると思いますが、庭園の松をしげしげと眺めた事はあまり無いんじゃないでしょうか?美しい松のシルエットは歌舞伎や能で使用される大道具の松羽目や最近世界が目を向けている盆栽を想像されると少しはイメージができますかね。

松の木は何も手をかけず、ほったらかしにしておくと、グングン枝葉を伸ばして海岸の松原にあるようなボサボサの電柱のようになってしまいます。庭の松の木は幹の曲りや枝ぶりを観賞するために毎年春と冬に剪定をしなければならないんです。

春の緑摘みと言う作業はもう少し楽なんですが冬の揉み上げが本当に大変で中年親父が今の家に越してきた際に植木屋さんに相談したところ「松だけでも何本も有るし足腰が立つうちは自分でやらないと、剪定料金に目玉が飛び出るよ」と言われ、仕方なく自分でやりだしたころは一本の松に3,4日位かかって正月を過ぎても終わらずいつも脚立の上で凍えていました。現在はいろいろ勉強もしてコツもつかんできたので少し早くなりましたが、それでも一本の松に丸2日かかっています。例年11月の終わりか12月の頭から開始して何とか年末までに終わらせています。去年は27日に最後の松を終わらせました。

そして年末最大の作業は裏山の竹林整備です。タケノコ堀の時期にも紹介したとは思いますが、この時期に古くなった竹(タケノコが発生しなくなる)を伐採して竹林の中の日当たりを良くしてまた新しい竹を発生させ親竹にしていきます(世代交代です)

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竹を根元から切る
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切った竹を平たんな場所に運び出す

裏山の竹林は孟宗竹ですから長さも重さもかなりあります。一本の竹を切り倒すと3分割位に切断した後、太い部分と中間部分から生えている枝葉を一カ所ずつ落とし、枝を落とした太い部分と中間部分は一か所に積み上げ、細い部分と枝葉はチッパー(粉砕機械)で細かくします。(山林組合が持っているようなチッパーなら太い竹をそのままチップに出来ますが、さすがに高額すぎて無理です)

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量が有るので枝を落とすのも結構大変な作業です
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息子と娘が竹をチップにしています。
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休憩時の楽しみ石焼き芋

年末休みに入ってすぐの29日は一人で斜面の上部にある竹を伐採し、その場で枝落としを行ないました。翌30日に息子や娘が加わり、斜面の下部にある竹を、下の民家に倒れ込まないようにロープで引っ張りながらの伐採とその枝落とし、太い竹の運搬積み上げからチッパーでの粉砕を終えました。二日間で30本位の竹を伐採しました。さすがに一人作業だと体力が持たないので毎年この時期に家族の力を借りてやっています。

大晦日と元旦と、3日は梅の木の剪定を行いました。今年は梅の開花が例年より半月以上早く、早咲きの梅は12月20日過ぎにはチラホラ咲き出していました。松と竹に比べれば梅は趣味の園芸みたいな感じです。

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梅の木の剪定中
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早咲きの梅が年末から咲き出しました。

と言う訳で年末年始を「松竹梅」と共に過ごした、お目出度い中年親父でした。お後がよろしいようで(笑)